悔いのないスケート人生を

真央ちゃん。。

フリーの演技がどうとか以前に、
彼女の精神状態が心配です。


本番で全然決まらないトリプル・アクセルに
果敢に挑み続ける姿に胸を打たれる人も多いのだろうけど。。

ここ数年、真央ちゃんが楽しそうに滑っている記憶がない。。

いつもどこか自信なさげで不安そうで、
何かに追い詰められているような表情。


オリンピック出場をかけた年末の全日本選手権でも、
鈴木選手と村上選手はノーミスの演技を見せ、嬉し涙。

アクセルジャンプが決まらず３位だった真央ちゃんは
やはり冴えない表情だった。



ジャンプが得意で、少女時代は
楽しそうにクルクル舞っていたように見えた真央ちゃんだけど。

ルッツやサルコウが苦手で、踏み切り時の悪いクセを見直し、
ここ数年、基礎から矯正していたんだよね。

2007年のルール改定でエッジ判定が厳格になってからは
減点対象になっているとのこと。

正直、素人には、前から踏み切るアクセル・ジャンプ以外の
５つのジャンプの見分けなんてつかないけど。。

踏み切りの間違いだけで減点されちゃうなんてね。。


野球だと投球フォームを見直したり、
陸上だとランニング・フォームを変えたり。

アスリートの世界ではよくあることかも知れないけど。

長年、体に染み付いたフォームを矯正するって
相当大変なことだよね。

そういうこともあってか、いつしか滑る楽しさを見失い、
ジャンプに対してナーバスになっていったのかな、と。。

お母さんが亡くなるという辛い出来事もあった。



不協和音が鳴っているのに誰も気付かない。

周りからは相変らず過剰なほど期待され、
常にキム・ヨナと比較され、焦り、メダルの重圧、使命感。。


潰されちゃうよね。


「気持ちと体をうまく動かせなくなった」


試合後のコメントに全てが集約されているような。



今回は滑走順も不運だった。
団体戦ではリプニツカヤの次、ショートではソトニコワの次。。

２人とも、地元ロシアの大声援を受け、ノーミスで演技。
高得点に沸きかえる大歓声の中、１人リンクに立たないといけない。

伸び盛りで自信に満ち溢れた選手なら
そんな状況でも平常心を保てたかも知れないけど。

今の真央ちゃんはそういう状態ではなかった。。




今季限りで引退を示唆しているけど、
この状態で終わるのは本人が一番不本意だと思う。

競技を続けるにしても、一旦長期休養をとって、
しばらくリンクを離れた方がいいんじゃないかな。

色んなもの取っ払って、色んなことリセットして、
スケート以外のことを楽しんで欲しい。

１度ニュートラルな気持ちになって。。



それでもやっぱり滑りたい！と思ったら
またリンクに戻ればいいんじゃないかと思うんだけどな。。

そして満足のいく演技で競技人生を終えて欲しい。




その前に今夜のフリー。

恐らく１人で部屋に閉じこもっていたいくらいの
精神状態だと思う。。

昨日は残念だったけど今日は気持ち切り替えて頑張って！
なんて軽々しく言えないくらいの。。

でもそれしか言えないもんね。

なんとか強い気持ちを持って滑りきって欲しい。
どうか心が折れませんように。。